一般媒介
カテゴリ:不動産売却動画
/ 投稿日付:2024/08/19 19:03
Q.不動産を売却する時に結ぶ一般媒介契約とはどんな契約ですか。
A.はい、一般媒介契約とは不動産会社と媒介契約をするときの契約形態の一つです。その最大の特徴は複数の不動産会社と媒介契約をすることができます。
Q.そうなんですね。詳しく教えてください。
A.はい、一般媒介契約では増産の売却を締結されたら複数の不動産会社に依頼できるほかに自分で見つけた買い主様と取引ができます。契約に有効期限はなく売主への売却活動の報告業務はありません。また、レインズへの登録義務もありません。
Q.すると一般媒介で売却を依頼されたらずーっと売却活動していただけるのですか。
A.そうですね。ですが多くの不動産会社は一般媒介契約の期間を国土交通省のガイドラインで定める3カ月以内としている会社が多いです。
Q.わかりました。一般媒介で売却を依頼した方が良い場合ってどんな場合ですか。
A.はい1社ではなく多くの不動産会社に依頼されたい方や人気のある不動産を持っており高く売れることができそうな場合は一般媒介契約で売却活動をされてもいいかと思います。
Q.わかりました。では一般媒介契約で売却を依頼しない方が良い場合を教えてください。
A.定期的に売却の活動を知りたい方が一般媒介契約には向きません。一般媒介契約には先ほどお伝えした通り売主への売却の報告義務はありません。一部の不動産会社では定期的に業務報告をされていることもあるかと思いますがすべてではありません。場合によっては売却を依頼したけれども全く連絡がないという話もよく聞きます。また、複数の不動産会社に売却活動を依頼されている場合、複数の不動産の担当者とやりとりをしなければなりません。日中お忙しい方はわずらしさを感じるかも知れません。
Q.一般媒介のことがわかってきましたがその他に気をつけるべきことはありますか。
A.はい、多くの不動産会社の担当者は一般媒介契約を嫌がることが多いです。
Q.それはなぜですか。
A.はい、一般媒介契約は先ほどご説明が通り複数の不動産会社に依頼することができる契約方式です。そのため売主が複数の不動産会社に依頼した結果、他社で売却が成約されてしまいますと仲介手数料がもらえない可能性があるためです。不動産仲介は成果報酬ですので成約をしないと1円も請求することができないのです。
Q.なるほどだから一般媒介契約を嫌がるのですね。
A.そうですね。ただ手数料がもらえないという理由だけでもないんです。
Q.他に理由もあるんですか。
A.はい、確かに仲介手数料がもらえないということは大きな要素ですがそれ以外にもですね。不動産仲介で担当者によって販売戦略が立てにくいという理由もあります。
Q.販売戦略ですか。
A.はい、販売戦略です。不動産仲介の担当者は不動産を高く売却させていただくためにもコミュニケーションを頻繁にしていきたいと思っています。高値で売却を成功させるためには週末の折り込み広告や案内など売主と意思疎通が必要不可欠です。そのためにも一般媒介契約ではなく1社のみに依頼する専任媒介契約が専属専任媒介契約を希望される営業マンもおりますね。
Q.専任媒介契約と専属専任媒介契約とはどう違うんですか。
A.はい、どちらも1社しか依頼できませんが自分で見つけた買い主と取引ができるのが専任媒介契約。できないのが専属専任媒介契約です。
なるほど、よくわかりました。ありがとうございます。